日本とアメリカで異なる母の日の定義とは

日本のみならず、世界各国でその国独自の記念日があります。
そんな中、5月10日の「母の日」は世界共通の記念日で各地さまざまな催しがなされています。

母の日は元はアメリカ合衆国で生まれたもので、1870年にアメリカはフランスから独立した年に誕生しました。女性参政権運動家のジュリア・ウォードが提唱した、夫と子供を戦地に送ることを拒否する「母の日宣言」を由来としており、本来は母に対して感謝を伝える日ではありませんでした。日本では家庭を守る母親に対して、子供または夫が感謝の意を伝える日と定着しています。
ところが記念日の発祥の地であるアメリカでは現在も、軍人の夫や子供を持つ母親たちが5月10日にホワイトハウス前で集会を開催しており、戦地に家族を送らないようにと訴えかけているほどです。

有望な母の日に関する特集が満載です。

日本とアメリカで同じ記念日でありながら、その内容がまったく異なっているのはなぜでしょうか。

それは日本では経済効果を重んじた記念日になされているからです。


母の日が日本でも定着するようになったのは、1966年のことです。



大手デパート各社がこぞって「5月1日は母の日」と掲げて、母親や妻にカーネーションとプレゼントを贈ることを前面に出しました。

その根幹が社会運動であることを知らない消費者達は、デパートの宣伝を鵜呑みにしたまま、プレゼントを贈って感謝をする日と考えるようになったという訳です。



アメリカと日本とでは定義が異なっているものの、母親が主役になる日ということに変わりはありません。